まつげには成長サイクルがある?
まつげは地肌から生えて成長を続け、やがては抜け落ちてしまいます。
これは人間が持つ他の体毛と同様です。
しかし、まつげにはまつげ独自のサイクルがあり、ほかの体毛と比較してもサイクルは短いといわれています。
そのため、まつげと向き合う中でまつげ独自のサイクルを覚えておくことは大切です。
まつげケアをおこなう上でも重要ですし、マツエクをおこなうタイミングを選ぶ上でも重要なので、ぜひ覚えておきましょう。
まつげの成長サイクルとは
まつげは皮膚から生えてきたあと、「成長初期」「成長期」「退行期」「休止期」というサイクルで生涯を終えます。
「成長初期」は皮膚の中で成長を始めていて、まだ顔を出していない時期です。人間でいえば胎児のようなものです。
その後の「成長期」は皮膚からまつげが顔を出して、ぐんぐん伸びる時期です。人間でいえば10代から20代といったところでしょうか。
そして、「退行期」はまつげの成長がピークに達したあとにやってくるサイクルで、成長が止まります。
しばらく「退行期」のままにまつげは維持されますが、やがて「休止期」を迎えてまつげは抜け落ちてしまいます。
このような形のサイクルを繰り返し、1本1本のまつげは育っているのです。
サイクルは30日から90日での繰り返し
まつげには4段階の成長サイクルがありますが、このサイクルはおよそ30日から90日、つまりは1か月から3カ月ペースで繰り返されています。
ただし、成長サイクルはまつげごとに異なっているため、すべてのまつげが同じ時期に休止期を迎えるということはありません。
日本人女性の場合、片目あたり100本前後のまつげがあるといわれていますが、この1本1本がそれぞれ独自のサイクルで生え変わっているのです。
つまり、休止期を迎えるまつげがある一方で、成長期を迎えているまつげもあるため、常に80から100本前後のまつげは生えている状況となり、見た目にはまつげが生え変わっている様子はわからなくなっています。
まつげのサイクルとケアの関係性
まつげには独自の成長サイクルがありますし、そのサイクルには個人差もあります。
そのため、人によっては自分のまつげに目を向けたとき、まつげが少ない印象を受けて、まつ育を頑張ろうとする女性もいます。
しかし、単に退行期を迎えたまつげが沢山あっただけというケースも考えられますし、退行期を迎えたまつげに栄養を送り込んでもあまり意味はないため、様子を見守ることも大切です。
また、マツエクをおこなう時期も重要ですが、マツエクをおこなうベストなタイミングは「成長期と退行期の間」です。
成長期の初期など、まだ育ち切っていないまつげにマツエクすると、マツエクの施術後にまつげが伸びます。
すると、マツエクした部分がどんどん前に出てきてしまうため、まつげの成長に伴ってマツエク全体の印象もおかしくなる場合があるのでオススメできません。
また、退行期に入っているまつげにマツエクしてもすぐにまつげごと抜け落ちてしまう可能性があるため、遅すぎるのも問題です。
そのため、成長期と退行期の合間にマツエクをおこなうということを覚えておきましょう。
もちろん、マツエクサロンではお客様のまつげを見た上でこの点に注意しながら施術をおこないますので、その点はご安心ください。